代表者ごあいさつ

「全国大学病院管理栄養士協議会」は全国大学病院の医療における優れた栄養士の養成ならびに相互の連携と発展を目的に平成16年(2004年)に設立いたしました。このたび、かねてよりご要望をいただいておりました公式ホームページを開設いたしましたので、ここにご報告申し上げます。

大学病院は、我が国の高度医療の中核を担うとともに、医療人の教育、臨床研究の推進においても重要な役割を果たしております。その中で管理栄養士は、個別化栄養管理の実践、チーム医療への参画、栄養サポート活動の推進、そして栄養学に基づく科学的根拠の構築に至るまで、多岐にわたる専門的役割を担っています。近年は、高齢化の進展や疾病構造の変化に伴い、医療における栄養の意義はさらに高まり、管理栄養士の責務はかつてないほど重要性を増しております。

本協議会では、全国の大学病院における実践知や研究成果を共有し、課題をともに考え、解決策を創出するための「場」となることを目指しています。また、他職種との連携強化や、次世代の管理栄養士の育成支援、対外的な情報発信を通じて、管理栄養士の専門性と社会的使命を全国へ広く啓発してまいります。

本ホームページが、全国大学病院の管理栄養士間の架け橋となり、さらなる発展と革新の契機となることを願っております。今後とも、皆様のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

全国大学病院栄養士協議会
代表　関根　里恵(東京大学医学部附属病院)